ビットコインパガをプレイ
※参考:平尾覚ほか「NBA Top Shotと類似したサービスの提供と賭博罪の成否」について(2022年3月22日・経済産業省・第5回 スポーツコンテンツ・データビジネスの拡大に向けた権利の在り方研究会 資料), ビットコインパガをプレイ. (2)問題の所在 パッケージの中のNFTの一部には、希少性があり、高額で転売されるものがある。高額で転売可能なNFTが取得できるか否かについて、購入者間では「勝ち負け」がある。また、二次取引市場がある場合には、「勝ち負け」が経済的な利得・損失として実現する。 賭博罪(刑法185条)の構成要件である「偶然性」に関しては、 NFTのパッケージの中身は分からず、いかなる NFT が取得できるかは 「偶然」 に左右されるので、「偶然性」は否定できない。 (3)「得喪を争う」関係の有無 (賭博罪の成立を認める見解)➡得喪を争う関係を肯定 ・NFTの販売行為と二次流通市場における転売行為を一体的に捉える。 ・販売者が二次流通市場も併設しており、当該市場取引によりNFTの客観的な価値は、実際の販売価格とは別個独立に、二次流通市場で明確に算定可能。 (賭博罪の成立を否定する見解)➡得喪を争う関係を否定 ・二次流通市場における価格形成は、NFTを販売する際の価格設定とは別個独立に行われる。 ・転売価格は常に変動する可能性があり、転売価格が取得価格を下回るからといって、直ちに、NFTの販売時の客観的価値が取得価格を下回っている評価が導かれるわけではない。 ・NFTの販売行為と二次流通市場における転売行為は主体が異なり、一体的に評価をする点無理がある。 12 オンラインカジノ(ネットカジノ)の今後 筆者自身もオンラインカジノ(ネットカジノ)の存在自体に反対するものではありません。むしろ、ビットコインや近時のNFT等の暗号資産を用いたFinTec等のイノベーションが進んでいく中で、オンラインカジノ(ネットカジノ)を否定することは難し